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其の九
2015.4.10 

ポカミス品(大もれ不良品)流出はどうして起こるか

漏れ検査を実施している工程では、検査方式にかかわりなく、公差から大きくかけ離れた、はっきりNG品であると万人が確認できる大漏れ、ジャジャ漏れ級が市場から上がることがあります。

製造方式が自動化されて高度な技術集積が成された工程ほど公差にほど遠いものが多いことも特徴です。

真面目に黙々とつづけている工程作業員諸氏に濡れ衣を着せる言動は慎むべきことであって、個人的努力だけの強要の上に品質保証をめざしても、市場ポカはなくなりません。

一つの工程から発生するポカミス(ウッカリミス)は年間平均数件とも言われていますが、どうしたら消し去ることができるでしょうか。

予期せぬ時と所からいつのまにか発生しているポカミス。

このポカミス掃討作戦に費やすエネルギーは並大抵の労ではないばかりか、継続的な撲滅効果につながっていないこともわかって来ました。

人為・人手検査とはそのようなものであり、長時間、同じ姿勢で同じ継続作業における人間特有のゆらぎは、工業生産の連続工程にはあまり適さない性質だと認識しなければなりません。

ポカミス流出工程の特徴

測定と判断を人の五感だけで行っている工程
検査品、未検査品の自動区別化をしていない工程
NG品判定品の仕分け処理の確認履歴を取っていない工程

対策項目

ワークの着座確認
未検査品取り出し警報
NG判定品の仕分け処理確認
ラベルはり付けの励行
OK判定品の検印・日付印